インクルージョン&ダイバーシティトレーニング:ジェネレーション(世代間)ギャップを埋める
インクルージョン&ダイバーシティトレーニングについて検討したことがありますか?そしてこのテーマに関する弊社のトレーニングが職場におけるジェネレーションギャップを埋めるために、どのように役立つのでしょうか。このトレーニングの目的は、参加者の皆さんの「多様性」に対する認識とその理解度を高めることです。主な内容は、参加者の皆さんが、健全で実際に機能する職場環境を構築できるよう、多様性をふまえた対人関係やコミュニケーション能力を高められるような実践的な知識と戦略を習得することです。
インクルージョン&ダイバーシティトレーニングの受講は、あなたの会社が多様な背景、民族、性別を持つ人材を十分に惹きつけるために最も効果的な方法の一つです。このトレーニングは、チームメンバー間のジェネレーションギャップを埋めることにとっても効果的です。社員や管理職を対象としたトレーニングを実施することで、多様なグループと円滑に仕事をするために必要なスキルを身につけることができます。
例えば、CEOや管理職が多様で優秀な人材を集めたい場合に見落とされがちな課題の一つは、メンバー間の世代間ギャップを埋めることです。これはパフォーマンスの高いチームを編成する際に、重要な鍵となります。異なる特性を持つ人材を雇用することは非常に簡単ですが、うまく機能するチームを編成するための人材をマネジメントすることは、より複雑なプロセスやスキルを必要とします。このように、インクルージョン&ダイバーシティトレーニングでは、課題にどのように取り組み、効果的にどう克服するかについて、必要不可欠な知識とガイドラインを提供します。
ダイバーシティトレーニングは、それぞれの個性の違いに関係無く、より強く、健全な関係を社員間で築く方法を学ぶことができます。さらに重要なことは、ユニークな個性や互いの経験を活かし、それを強味にする方法を学べる、ということです。
多様な世代のためのダイバーシティトレーニング
現在の職場では、5つの異なる世代が共存しており、中でも、「ベビーブーム世代」、「X世代」、「ミレニアル世代」の3つが最も優勢であると言われています。これらの世代の特徴について、以下に簡単に説明します。
ベビーブーム世代(1946~1964)は、確固たる労働倫理を持ち、規律正しく、競争心が強く、仕事の仕方は自己完結型であると言われています。彼らは職場での知名度を重視し、権威と経験を同一とみなす傾向にあります。
X世代(1965~1976)は、ミレニアル世代と同様、ワークライフバランスを重視し、技術的適応力が高く、仕事は自己完結型であると言われています。この世代は適応力が高く、柔軟、冷静で、対応能力が高い傾向があります。
ミレニアル世代(1981年~1996年)は、テクノロジーに精通し、好奇心が強く、率直で、協力的であるとよく言われます。この世代は、わかりやすいマネジメントを好み、柔軟な職場環境かつワークライフバランスが十分に確保でき、またキャリアアップの機会の多い職種に魅力を感じる傾向があります。
Z世代 (1997年〜2015年)は、生まれた頃から現在のテクノロジーが身近にあるデジタルネイティブ世代とも呼ばれ、社会や組織におけるエシカルやSDGsなどへの関心も高く、また今この瞬間を生きる刹那主義であることも特徴としてあげられます。この世代は、ワークライフバランスよりさらに、働く場所や時間、働き方を自ら選択できる仕事により魅力を感じる傾向があり、職場におけるダイバーシティが尊重されていることへもアンテナを高く持っています。
これらの世代に共通点があるとしても、うまく機能し、高いパフォーマンスを発揮するチームを編成するためには、各世代間の相違点を等しく認識し、受け入れ活かしていくことが重要です。では、ジェネレーションギャップを埋めるにはどうすればよいのでしょうか?平たく言うと、これといった決定的な解決策はありません。しかし、インクルージョン&ダイバーシティトレーニングによって、企業文化に本質的な変化をもたらし、誰もが理想とする職場環境を作ることができるようになるのです。
ステレオタイプ化を避ける
以前のブログ「職場での無意識の偏見への意識」で紹介したように、年齢差別も無意識の偏見の一例です。例えば現代のテクノロジーに関して、私たちはしばしば、年配の世代は新しいテクノロジースキルを学ぶことが難しいであろうという固定観念を抱くことがあります。一方、若い世代は無責任で知識が不足していると見なされる傾向があります。同じ経験を共有していないことを理由に、誰かが自分より知識が欠けていると思い込むことは、職場環境内に不快で不必要な問題を引き起こす可能性があります。このような固定観念は、チームメンバー同士のコミュニケーションやお互いの協力体制に重大な悪影響を与える可能性もあります。ダイバーシティトレーニングを実施することで、職場でそれぞれの世代の違いを理解し、それを超えて他者を評価することができるようになります。このトレーニングでは、ステレオタイプを含む無意識の偏見に対処する方法を学び、ビジネスリーダーやそのメンバーがこれらの事柄へ取り組むためのサポートをします。ダイバーシティトレーニングを通じて、社内の公平性・平等性を確保することは、従業員のステレオタイプ化を回避し、社内におけるコミュニケーションを大きく向上させることにつながるでしょう。
多様性のあるチームであることのメリット
さらに、ダイバーシティトレーニングは、さまざまな年齢層の個性の違いを認識し、その上でそれからどのような利点を発見できるのかを知るのに役立ちます。世代別の生産性向上要因を理解することで、従業員がどのような働き方を望んでいるのかをより深く理解することができます。つまり、職場のジェネレーションギャップを埋めることができるのです。年齢は、その世代に共通する行動、態度、展望、ニーズを判断できる指標のひとつとなります。したがって、ダイバーシティトレーニングでは、同僚と効果的にコミュニケーションをとり、多様な従業員を抱えることの利点をより理解できるようになります。
ダイバーシティ・トレーニングでチームに明晰さをもたらす
多様性のあるチームをマネジメントするのは難しいことのように思えるかもしれませんが、ニーズに沿ってカスタマイズされたダイバーシティトレーニングを行うことで、よりシンプルなプロセスにすることができます。職場のダイバーシティ&インクルージョン、そしてエクイティを確保することは、従業員の潜在的な能力を伸ばし、活用できる理想的な環境を作るためには不可欠な要素です。そのため、チームリーダーのためのダイバーシティトレーニングは、職場文化に必要不可欠なチームマネジメントにとって効果的な方法であり、インクルーシブでパフォーマンスの高いチーム作りを可能にするのです。
当社のカスタマイズされたダイバーシティトレーニングは、多様なチームメンバー間で明確、かつ健全なコミュニケーションをするメリットをわかりやすくお伝えします。なぜダイバーシティ&インクルージョンが管理職にとって重要なのかという点にはじまり、様々なトピックについて扱っていきたいと思います。このダイバーシティトレーニングでは、組織の文化、規模、業界に合わせて、経営にダイバーシティ&インクルージョンを導入し、多様な人材を育成することを支援します。ダイバーシティトレーニングがどのように皆さんの企業の業績を大きく向上させられるかについて、ぜひIkigai Authentic社にお問い合わせください。