文化の多様性:自分と異なる国・文化・宗教の祝祭日にも理解を示そう

文化の多様性は職場において今や不可欠な要素ですが、社員の文化的多様性に対するインクルーシブな環境づくりは、非常に複雑な課題でもあります。チーム全体に安心感、信頼感、帰属意識をもたらすには、すべての信仰や文化が職場で尊重され、受け入れられるようにすることが重要です。

本ブログでは、さまざまな年中行事や祭事を認識し、サポートする方法について詳しく見ていきます。

異なる文化、伝統、祝賀行事を認識し学ぶことには、さまざまなメリットがあります。おそらく最も大きなメリットは、帰属意識のある職場文化を構築できることですが、これは、文化の多様性とインクルージョンにとって不可欠な要素です。異なる祝祭日、またはさまざまな方法でその祝祭日を祝うにあたり、社員が自分の文化、宗教、国籍、アイデンティティを表現するために十分な認識とサポートを受けることができるようにしなければなりません。

祝祭日と祝賀行事を中心として職場文化を広げる

祝祭日や祝賀行事について考える時、私たちは恐らく無意識に、自分が子供の時から慣れ親しんできたものだけを思い浮かべるのではないでしょうか。しかしながら、職場の文化的多様性の実現には「自分の文化以外の」祝祭日についても意識することや行動することが求められます。他の人のバックグラウンドを認識し始めると、職場の休日として祝うべきものとそうでないものを、一辺倒に決めつけることができないことに気づきます。従って、インクルーシブな文化をどのように構築するのか、それぞれの社員がお祝いしたい祝祭日をどのようにサポートできるのかについて、自分自身に問いかけることが重要なのです。

社員の多様化が進む中、異なる伝統や宗教についても、あらためて学ぶ機会を提供することが重要となります。このような気づきをもたらす取り組みを通して、すべての社員が自分の文化にはない祝賀行事をも、理解し参加していくことができるようになります。次に、職場で文化の多様性を尊重し維持する方法をいくつか紹介します。

文化の多様性と職場でのお祝い

信仰している宗教について話をすることは、ある人にとっては抵抗があることかもしれません。したがって少しでも社員同士で宗教や文化的相違に関する対話を円滑にするためには、一定の準備が必要となります。マネージャーはチームメンバーが話しやすい環境を整える工夫をすることで、重要な役割を果たすことになります。祝祭日や祝賀行事に関する意見を把握し、希望するお祝いのしかたを把握するために、アンケートを実施することなども効果的でしょう。

ある特定の国や地域では主流とは考えられていない祝祭日も同じように大切にすることは、職場の文化的多様性を支えることにつながります。クリスマスなど、商業的に最も有名な祝日のみに焦点を当てるのではなく、よりインクルーシブなパーティーを開催することを検討してみてください。例えば、あらゆる新年のお祝いをすることで、一つの宗教だけを強調してしまうことを避けることができます。

パーティーでお酒を提供しないことや飲み物のバリエーションを増やすことは、文化の多様性への理解を示すことになります。それだけではありません。宗教や個人的な好みなど、さまざまな理由により、お酒を飲まない人もたくさんいます。

フローティング・ホリデー制度(社員自身が決定して取得することの出来る祝日)の提供は、特定の祝祭日や伝統をいつどのように祝うかという選択肢に柔軟性を与える素晴らしい取り組みのひとつです。社員に休日を選択する機会を与えることは、その国やキリスト教の祝祭日が優遇されがちである現在の状況に変化を与える足がかりとなります。これにより、職場におけるインクルージョンが促進され、社員全員の信条や国籍に対して敬意を示すことができます。また、多様なメンバーからなる企画委員会を設置することで、インクルージョンを念頭に置いてすべての祝賀行事を企画することができます。

Ikigai Authenticと一緒に文化的多様性のためのベストプラクティスを

企業経営者やマネージャーとして、皆さんはインクルーシブで居心地の良い職場環境を作ることができる選択肢を持っています。文化の多様性を職場でしっかりとマネジメントするためには、インクルーシブな祝賀行事の実現に向けた計画・立案を会社の優先事項の一つにする必要があります。Ikigai Authenticの専門家は、社員全員に帰属感をもたらすインクルージョン文化を確立するための、必要なツールや知識を提供いたします。社員が自分の希望を伝える機会を提供し、またその提案を受け入れる環境を整えることで、社員が、自分の意見に耳を傾けてもらえている、自分自身を受け入れてもらえたと感じることができるようになります。

当社のDEI(「ダイバーシティ」「エクイティ」「インクルージョン」)の専門家チームは、文化的多様性の目標を達成し、誰もが自分の意見に耳を傾けてもらえ、成果を発揮できるような健全な職場文化を作るお手伝いをいたします。

ぜひすぐにご連絡ください。一緒に実現させましょう。




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